鷲羽山日誌

2022/02/19

児島雛めぐり

  • おひな様人形に顔と、裏側に願い事を書いてもらいました。おひな様人形に顔と、裏側に願い事を書いてもらいました。
  •  瀬戸内のお雛さま  遠く平安時代の源氏物語では、光源氏が須磨の浦で形代(人を形どった紙)を海に流して自身の祓(はら)いをする情景が描かれています。 幼子の健やかな成長を願って身の災いを形代に託してうららかな春の海へ送る流し雛は今も笠岡諸島や広島県の沿岸部などでうけつがれています。 瀬戸内のお雛さま 遠く平安時代の源氏物語では、光源氏が須磨の浦で形代(人を形どった紙)を海に流して自身の祓(はら)いをする情景が描かれています。 幼子の健やかな成長を願って身の災いを形代に託してうららかな春の海へ送る流し雛は今も笠岡諸島や広島県の沿岸部などでうけつがれています。

       岡山の鬼
今、子供たちの間では「鬼滅の刃」が大人
気。大人も疫病の原因となる邪気(鬼)を
払ってコロナ終息を願ったり、と世の中は
ちょっとした鬼滅ブームです。
岡山県の鬼は「温羅(ウラ)」として有名
ですが、この温羅伝説に出てくる鬼は朝鮮
半島から渡ってきて、鉄製品などの技術を
伝え地域に貢献した渡来人と言われていま
す。
一説に大和の国から命を受けた吉備津彦は
激しい戦いの末、ウラの首を打ち取り土の
中に埋めてしまいますが、夢にウラが出て
きて鬼の城のふもとに残したウラの妻や娘
の身を案じて吉備津彦に今後の家族の行く
末をお願いした、という優しい鬼の一面が
描かれています。
今も岡山市の「うらじゃまつり」や倉敷の
茶屋街の「鬼祭り」など、岡山の鬼はみん
なに愛されながら語り継がれています。

第23回を迎える児島雛めぐり、ビジター
センターではおだやかな瀬戸内をイメージ
した瀬戸のお雛様展示しております。

3月13日(日)まで(時間9時から4時半)




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